正統派韓国ドラマ、おすすめです!
父英祖に愛されず苦悩する思悼世子という皇太子、党派の違う嫁一族に翻弄され、ついに父に死を命じられるまでを描いたストーリーは、中世から近現代までの厳しい現実を人間模様を交えて、支配者層の話ではありますが、家存続がテーマになり、見るものの胸に迫る普遍性があり、おすすめとなっています。周辺の、政治権力を争うものたちや、妃として出世したい側室、身内の愛などがテーマになっており、父親に祖父を毒殺したのかと尋ねたり、父と意見の合わない一族と誼を通じたりして、明らかな失敗のために父親の王に愛されず追放どころか殺されると悩む思悼世子と、亡父の苦難を乗り越えて王となることになる子供との交流が胸をうつ設定になっています。
かの有名な「宮廷女官チャングムの誓い」というドラマのベースとなった時代から、約2世紀後という設定の、「大王の道」ですから、そのコスチュームや髪型など流行の推移も微視的ながら見所満載です。韓国MBC放送では1998年頃から、日本では遅れてではありますが、近年になって、5ヵ月ほど、スカパーなどで初放送ノーカット字幕版という、幻の大作となっています。
男前男優が演ずるところの主役・思悼世子周辺の事実関係は、思悼世子の子が世を経て次王に即位ののち、明るみになった書物「恨中録」(著・恵慶宮)より抜粋・創作となっているそうです。
18世紀の英祖王の頃の情報の豊かさから、敗者側の一族の記録等が消されておらず、のちに部族の勝ち負けが覆り、偶然明るみになった一冊のようで珍しく敗者側のシナリオになっています。
しかし思悼世子の男児は、継いで王様となれるのですから長い目で見られるとサクセスストーリーといえるでしょう。思悼世子の賜死については周辺后達のいやがらせの策謀讒言に依る等の風評が未だにたえないのですが、同テーマ作品には、韓国ドラマの、天才画家達の推理により犯人が取り沙汰されるお話で、すでに放映された「風の絵師」等があります。
日本で有名なドラマの「風の絵師」ですが、大韓民国においても、芸術好きのお国柄のせいか、近年、数々の賞を受賞しました。
どちらもおすすめです。